2018/4/23

レディ・プレイヤーワン。人々が現実の問題を投げ出してVRゲームに夢中になってる世界で、ゲームの運営権利を引き継げるという開発者が隠したイースターエッグをプレイヤーが血眼になって探す。主人公は叔母の家で叔母のヒモと暮らすしょっぱいギークなんだけど、開発者にめちゃくちゃ詳しいからどんどん至る鍵を見つけて行ってイースターエッグにたどり着く。

仮想空間のスケール感(どんな場所でもある)がめちゃくちゃ出ていたのが良かった。でかいのはもちろん扉くぐったり振り向いたりしたときに景色がどんどん変わって行くのが仮想空間を上手に使っているし、自分の認識が騙されていくのが面白い。また仮想空間の話ばっかりじゃなくて、現実の話、もしかしてアバターの中身がもしかしてネカマなんじゃないのとかめちゃくちゃでかい金が動くんだから企業ぐるみでイースターエッグ狙うやついるんじゃねぇのとかのネトゲを思い出させるところがあってなんか懐かしいと言うかなんともいえねぇ...。これは話のオチでもゲームは現実世界の逃げ場ではあるけどうまい飯とかそういう現実の美徳も忘れんなよなというところでも繋がっていた。(もっとなんか言うべきことがあった気がするけど忘れた)。なによりもゲーム開発者は自分のゲームをみんなが熱中してくれることに喜びを感じるし隅々まで遊び尽くして欲しいという愛の深さがあって、そう言う感情がゲームのイースターエッグなんだろうな。